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2006年11月、世界貿易機関(WTO)はジュネーブで開かれた一般理事会で、
いよいよベトナムの加盟を承認しました。
WTO加盟によるベトナムの最大のメリットは、規制を受けることなく輸出入を促進できることです。
もしもWTOに加盟していなければ、例えばベトナムがハイテク設備を海外から輸入したいと
思っても、輸入する相手の先進国側は、ベトナムへのハイテク設備の輸出を規制しています。
逆に、ベトナムが輸出を増やしたいと思っても、ベトナムからの輸入を規制する国が多くあります。
WTO加盟は 、これらの問題を解決するのに、大きな力を発揮します。

その一方で問題もあります。
一番大きな問題は 、今後、外資系企業がベトナムへ容易に進出できるようになるため、
ベトナムの国内企業が厳しい競争にさらされることです。
また、関税率が段階的に引き下がるため、輸入品がより安価でベトナム国内に出回ることに
なりますので、これも、国内企業の経営環境が厳しくなることを意味します。

しかし、制度としては外国の企業がベトナムに新規参入できるようになるものの、
消費者の嗜好も違えば商習慣も異なりますから、外国企業が単独で乗り込んだところで、
簡単に成功できるわけではありません。
また、外資系企業は、ベトナム国内の土地の売買を規整されているため、
有望な土地で事業を行いたくとも、単独では難しいという事情もあります。

WTOに加盟すれば、加盟前に比べると、お客さんが何倍にも増えることになります。
お客さんが増える=経済活動が活発になる、と考えることができるでしょう。
また、外資系企業が参入し、競争が激しくなりますが、これによってベトナムの企業や労働者が
これまでの生産活動をより生産力を高め、競争力をつけていくことになると思います。
余談ですが、欧州委員会は、単一市場を作ったことにより、1989年から1993年にかけて
EUの所得は1.1〜1.5%追加的に成長したと試算しています。
このことから、貿易障壁を引き下げることにより、貿易が拡大し、所得が増えることが分かります。

WTO加盟のメリット・デメリット
メリット  規制を受けることなく輸出入ができる=貿易促進により所得が増える
デメリット  外国企業の参入により、国内企業の経営環境が厳しくなる
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WTO加盟は、貿易促進&所得UPの効果あり

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