| WTO加盟は、貿易促進&所得UPの効果あり |    |
世界の工場になる条件、安価な労働力は魅力的 |
| まとめノート ・名目GDPが高くても、一人当たり名目GDPが低いなら、経済成長する余地がある ・名目GDPは、人口の多い国は高くなる傾向があるので、一人当たり名目GDPを確認すること ・先進国の名目GDPは数兆ドル、一人当たり名目GDPは3万ドルくらい ・新興国の名目GDPは数百億〜数千億ドル、一人当たり名目GDPは5,000ドルくらい |
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| BRICsと東南アジアの人口、名目GDP、一人当たりの名目GDP、失業率のデータです。 名目ＧＤＰの高い順に並べています。 （資料：ジェトロより、名目GDP総額・一人当たり名目GDP・失業率は2005年のデータです） これらの数字は一つの国だけで見ても、いまいちピンときませんから、 他国と比べながら見てみましょう。 |
| GDPは国内で生産されたモノやサービスの付加価値の合計ですから、 これを見れば、国内の経済規模が分かります。 名目GDPとは、インフレ調整前のGDPのことです。 中国は名目ＧＤＰが2兆を超え、飛びぬけて高いですが、 一人当たりの名目ＧＤＰはタイを下回っています。 名目GDPが高い＝国が豊か、というわけではありませんから、色々な指標を見ること大切です。 ベトナムの名目ＧＤＰは表の中の国と比べると低いですが、 一人当たりの名目GDPはインドと同じくらいです。 また、ベトナムの一人当たりの名目GDPが中国と同程度に成長するまでに、 3倍の余地を残していると言えます。 ちなみに、参考までに、先進国の名目GDPは、アメリカが12兆4,558億ドル、ドイツが2兆7,868ドル、 フランスが2兆1,265億ドル、オーストラリアが6,906億ドルです。 一人当たりの名目ＧＤＰは、アメリカが42,000ドル、ドイツが33,854ドル、 フランスが33,918ドル、オーストラリアが34,140ドルです。 表には書かれていませんが、ベトナムの経済成長率（実質GDP成長率）は、 2003年は7.3％、2004年は7.8％、2005年は8.4％と高い経済成長を遂げています。 中国の経済成長率は、2003年の10.0％、2004年は10.1％、2005年は10.2％、 インドの経済成長率は、2003年の8.5％、2004年は7.5％、2005年は8.4％ですから、 ベトナムは中国やインドと同程度の、高い経済成長率を誇っています。 経済活動が活発になり、様々なモノやサービスが生み出されるようになれば、 GDPは2倍、3倍にも増加していきます。 |
| 地域 | 人口 | 名目ＧＤＰ総額 | 一人当たり名目ＧＤＰ | 失業率 | |
| 中国 | 12億9,988万人 | 2兆2,343億ドル | 1,708ドル | 5.6％ | |
| ブラジル | 1億8,418万人 | 7,959億2,437万ドル | 4,320ドル | 8.4％ | |
| ロシア | 1億4,275万人 | 7,632億8,700万ドル | 5,348ドル | 6.9％ | |
| インド | 10億3,700万人 | 7,249億275万ドル | 705ドル | - | |
| インドネシア | 2億2202万人 | 2,812億7,577万ドル | 1,283ドル | - | |
| タイ | 6,335万人 | 1,762億2,184万ドル | 2,659ドル | 1.8％ | |
| マレーシア | 24,53万人 | 1,307億7,033万ドル | 5,041ドル | 3.5％ | |
| シンガポール | 448万人 | 1,167億7,469万ドル | 26,836ドル | 4.1％ | |
| フィリピン | 82,66万人 | 983億7,142万ドル | 1,167ドル | 11.35％ | |
| ベトナム | 8,312万人 | 528億3,204万ドル | 617ドル | 5.3％ | |
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