ベトナム株の掟

ホーム＞アパルトヘイト撤廃で経済規模が拡大する南アフリカ

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当サイトの内容の無断転載・使用は禁止いたしております。/Ｃｏｐｙｒｉｇｈｔ　(ｃ)　ベトナム株の掟　2007　Ａｌｌ　ｒｉｇｈｔｓ　ｒｅｓｅｒｖｅｄ

　基礎データ

　貴金属などの天然資源が豊富

南アフリカの経済は、BRICsのロシアやブラジルに似ています。
どの点かと言いますと、資源の輸出により経済成長をしているところです。
南アフリカの経済のおいて鉱業部門は主要産業であり、外貨獲得の重要な産業になっています。
ダイヤモンドやプラチナ、金、鉄鉱石、クロムなどを算出し、
プラチナ、金の生産量の世界一です。
近年、プラチナの需要が増えているのですが、これはアクセサリー用ではなく、
自動車の燃料電池やハードディスクの磁気材料としての産業用の需要です。
中長期的に、プラチナの需要は増加していきますので、南アフリカの経済成長につながります。

プラチナ生産量の世界シェア

金の産出量の世界シェア

ただ、南アフリカの金の産出量は低下しています。
金を採掘する仕事はとても危険で、なぜなら、深くまで掘らないといけないため、
このような仕事をする人達は死のリスクと隣りあわせなのです。
アパルトヘイト廃止前は黒人が金の採掘の仕事をしていたのですが、
アパルトヘイトの廃止後、この仕事をする人が減ったため、金の産出量が減っています。

　サッカーワールドカップの経済効果に期待

インフラの整備が遅れ気味で、2010年のサッカーWカップに備えるために、
空港や道路などのインフラ整備を行っており、これらへの投資が増加しています。
Wカップの経済効果は、オリンピックよりも大きいと言われており、
Wカップを契機に南アフリカの経済が急発展すると予測されています。

また、アパルトヘイト廃止後、黒人の中産階級が増加したため、黒人の消費が増加しています。
女性が社会へ進出するようになり、女性の個人消費も伸びています。
どの国の女性も消費行動は同じで、やはり、化粧品の売上高が増えています。
南アフリカは紫外線が強いので、紫外線対策用の化粧品の売り上げが好調です。
また、南アフリカの女性の間ではウィッグがブームで、なんと！髪を剃ってウィッグをつけているそうです。
外出する時はウィッグを付けるとしても、全部刈ってしまうのは
ちょっと抵抗があるような気がするのですが、南アフリカの女性はどうなんでしょう。
案外、やってみると平気なのかもしれません・・・？

　問題は、エイズと治安

南アフリカの経済で懸念されていることは、エイズが蔓延しているため、
中長期的に人口の増加が抑えられることです。
また、ヨハネスブルクの治安が良くないため、外国企業が進出しづらくなるという不安材料があります。

国・地域名	南アフリカ共和国
面積	122万1,037平方キロメートル
人口	4,689万人(2005年央推定、統計局)
首都	プレトリア人口1,985,984人(2001年国勢調査時点)
民族	黒人（79％）、白人（9.6％）、カラード（混血）（8.9％）、アジア系（2.5％）
言語	英語、アフリカーン語、ズールー語など11言語
公用語	英語、アフリカーン語、ズールー語など11言語
宗教	キリスト教（80％）、ヒンズー教、イスラム教
通貨	ランド（2007年3月時点、1ランド＝16円）