買い注文 株価
(VND)
売り注文
株数 株数
50000 300
49900 400
600 49800 500
900 49700
100 49600
250 49500
300 49400
400 49300
300 49200
まとめノート(ホーチミン証券取引センターの取引方法について)
・確実に売買したいなら、指値注文。成り行きより指値が優先される
・絶対に買いたいなら、一番上の上限価格で指値すること
・絶対に売りたいなら、一番下の下限価格で指値すること
買い注文 株価(万VND) 売り注文
注文株数合計 注文株数 注文株数 注文株数合計
1700 5 50 50
1700 6 100 150
1700 60 7 200 350
1690 90 7,5 350
1550 100 8 70 420
1450 250 8,5 420
1200 300 9 150 570
900 400 10 300 870
500 500 11 100 970
いざ投資!ベトナム株式市場の売買ルールを覚えよう    「これってどうなる?」ベトナム株式市場の疑問を解決
ホーム>指値?それとも、成行?状況に応じた取引方法を知っておこう


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取引方法は、ホーチミンとハノイでは大きく異なります。


















 ホーチミン証券取引センターの取引方法
ホーチミン証券取引センターでは、注文株数1万株未満の小口取引については、
1日に3回取引が行われます。
日本でやっているザラ場方式ではなく、それぞれの時間帯ごとに各銘柄の取引値を決め、
その時間帯に出された注文は、その価格で取引される値決め方式です。

表を見ながら解説します。
8時20分から8時40分の間の取引で、ある銘柄に次のような注文が出されたとします。















まず、取引値は最も出来高が多くなる株価で決まります。
この場合は、10万ベトナムドンです。
10万ベトナムドンなら「売ってもいい」株数が870株、
10万ベトナムドンなら「買ってもいい」株数が900株あるので、差し引き870株の取引が可能です。
ちなみに、9万ドンを見ると、「買ってもいい」株数は1200株に増えますが、
「売ってもいい」株数は570株に減ってしまいます。
つまり、10万ドン以下で「売り」の注文を出していた人は株を売ることができ、
10万ドン以上で「買い」の注文を出していた人も買うことができます。
そして、取引が成立した全ての人は、各々が指値した株価に関わらず、
10万ドンで取引されることになります。
しかし、実際に売りと買いの数が合っているのは870株だけです。
つまり、売り注文の株数は870株ですから問題ありませんが、
買い注文のほうは900株ですから、30株分の注文の売買が成立しません。
この30株分の注文は、ホーチミン証券取引センターでの板寄売買方式は、
値段、時間((先着順)、株数の順で優先順位が決まります。
この場合、10万ドンの買い注文を最も遅く出した人の30株分が、
取引値と同じ値段の買いを出したのに買えないということになります。

ホーチミン証券取引センターでは、成行注文(ATO注文)もできます。
とは言っても、日本の成行注文とは異なります。
ホーチミンでは指値注文が優先されるので、指値注文での買い注文、
もしくは売り注文に残りがあった場合、成行注文が執行されるというわけです。
先ほどの例でいうと、30株の売りの成行注文を出しておけば、10万ドンで売ることができます。
したがって、「いくらでもいいから確実に買いたい!」という場合は、
成行注文(ATO注文)を出すのではなく、買い注文ならそのときの上限価格で、
売り注文ならその時の下限価格で、指値注文を出すようにしましょう。

日本株を取引していると、すぐに買いたい時は成行注文をするのですが、
ベトナムではそうはいかないようですね。
ただ、ホーチミン証券取引センターは、日本やハノイ証券取引センターと同様の
ザラ場方式への移行を検討しており、2008〜2009年には実現する予定です。
1万株以上の大きな注文となる場合には、その注文だけで大きく値が動く恐れがあるので、
大口の注文については、板寄せによる値決め方式での取引終了後、
10時30分〜11時に行われる相対取引の時間帯で取引されます。
これは、OTC市場と同様、一対一の直接自由取引です。







 ハノイ証券取引センターの取引方法
ハノイ証券取引センターでは、ザラ場方式と相対取引を同じ時間に平行して行っています。
ザラ場方式は、(売り買いの注文条件が揃ったものから早い順に
どんどん売買を成立させていく方式で、日本の株式市場と同じです。
基本的にはザラ場方式なのですが、1万株以上の大口注文の場合は相対で取引されます。
相対取引は、ザラ場での取引値を参考にして行われますが、
相対取引とザラ場方式との取引値に若干の差が出ることもありえます。














ザラ場取引の例を出すと、買い注文の最優良価格(買い注文の一番高い価格)と
売り注文の最優良価格(売り注文の一番安い価格である49800ドンが取引値となり、500株が約定します。
ハノイ証券取引センターでは、取引終了後、各銘柄ごとに、
その日取引された加重平均価格を計算して、これを「基準値」としています。
そして、翌日の値幅制限は、この基準値の±10%までとなります。
市場 ホーチミン証券取引センター ハノイ証券取引センター
取引が行われる日 月曜〜金曜日(現地の祝祭日を除く)
取引時間
(現地時間)
8時20分〜8時40分
9時10分〜9時30分
10時00分〜10時30分
10時30分〜11時00分(相対取引※1)
9時〜11時
売買単位 10株
(相対取引は1株単位でも可)
100株単位
(相対取引は1株単位でも可)
株式額面 1万ベトナムドン 1万ベトナムドン
呼び値 5万ドン未満 100ベトナムドン刻み
5万ドン以上 500ベトナムドン刻み
10万ドン以上 1,000ベトナムドン刻み
100ベトナムドン
値幅制限 前日の終値の±5% 基準値の±10% ※2
注文方法 指値・成行 指値
取引方法 板寄売買方式と相対取引※1 ザラ場方式と相対取引※1
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